私たちが目指すもの 顧客とともに、常に『笑顔』と『成長』があること

ブログ

みなさま、2023(令和5)年あけましておめでとうございます!

アイコンプラス、インターンの笹谷です。

①-2 ウサギ年.jpg今年は「卯年」ですね。

うさぎには優しく温厚、愛くるしいと印象を僕は持っています。

そして、卯年の特徴を調べてみると『家内安全』とか、

元気に跳ねる姿から『飛躍・跳躍、向上』、

これまで積み重ねてきた努力などが

大きく発展して実る年とも書かれていました。

『景気が良くなるとも!』ともあったので

なにか新しいことを始めるのに最適な年になりそうな予感を感じます。

そして、新たなスタートを切ろう!②スタート.jpg

特に新しくビジネスを始めよう!と

意気込んでいる人がいらっしゃれば

そのような人にぴったりだと思うのが、

今年初めてご紹介させていただく、『ハイパワー・マーケティング』です。

③ハイパワー 本の表紙.jpgこの本は、フォーブス誌が選ぶ

全米トップ5のコンサルタントで、

メンターの中のメンターと称される

ジェイ・エイブラハム氏の世界的ベストセラー

『Getting everything you can out of all you've got』を

新たに全訳し直したものです。

日本のマーケティング関連書籍のノウハウのほとんどが、

この本から引用されているという巷の噂もあるそうです。

そんな、ビジネスにおける最重要ポイントである、

マーケティングに必要なエッセンスが

詰まっているこの『ハイパワー・マーケティング』は、

非常に濃い内容になっており、

今回も一気に読み進めるのは難しいと思いましたので...

(というのは、僕が咀嚼して理解するにも少し時間がかかりそうなので...ご容赦を!!)

数回に分けてご紹介させていただきます。

全部で17章ありますので、今回は1〜5章までをお送りいたします。

どうぞよろしくお願いします!

この本を推薦する理由と【1章〜5章】の全体像 

みなさん、マーケティングとは何かご存知でしょうか?④-1 黒板マーケティング.jpgのサムネイル画像

僕は『商品をうまく売るノウハウ』の総称みたいなものかな?と

なんとなく思っていました。

当書を読み進めていくと、

マーケティングとは、

顧客(当書ではクライアントと称しているので以下そのように

記していきます)が真に求める商品やサービスを創造し、

その情報をうまく届け、

クライアントがその価値を効果的に得られるようにし、

さらにクライアントが"真"に求める商品やサービスへと革新しながら、

商品やサービスが売れる仕組み

をつくることだと理解しました。

そこで、一貫して述べられている

マーケティングのキモとなる考え方とは

"クライアントの問題解決"であるということです。

 

④-2 マーケティング.jpgこの"クライアントの問題解決"という本筋から

外れることがないように、

すべてのマーケティングにおける重要項目が

順をおって解説されていきます。

ジェイ・エイブラハム氏が教える原理原則さえ身につけてしまえば、

これまで失敗や、少々の後悔があったとしても、

もう2度としくじることはなくなるでしょう!

と明言されているので、ご一緒に読み進めていきましょう!

 

 

【1章】

 人間の脳とは驚くべきもので、⑤ ブルー脳.jpg

とてつもなく複雑で混み入った概念を理解できるかと思えば、

その一方で単純明快なことに気づけないこともあるようです。

例えば、近代的な水洗トイレが発明されたのは、

1775年のことです。

が、トイレットペーパーが考えだされたのは、

その後、82年の月日を経た1857年でした。

 

⑥ トイレとペーパー.jpgトイレに必要なものはトイレットペーパーだよね!

と、このようにいったん結び付けてしまえば

至極当然に思うのですが、

相互に結び付けられていないものが

世の中にはいまでも無数に存在するのではないでしょうか?

もったいないことに、特にビジネスの世界では顕著にあるようです。

そのような収入を増やしたり、成功を手にするために役立つ

『今まで見えていなかった事実と結びつき』に

気づく方法をこの章では教えてくれます。

この章で僕が、印象に残ったことは、

『点と点を線で結びつける』という

考え方はビジネスにおいてとても重要だということです。

 

つまり結びつきは、どんな業種でも、どんな人に対しても当てはまり

『点と点を線で結びつける』前提こそが

戦略思考の基礎であり、⑦ 点と点を結ぶ.jpgのサムネイル画像

収入増加につなげる戦略や原則に

差がつくと、筆者は言い切っています。

単純に目先の売上をあげるだけではなく

その先にある、顧客(クライアント)が持つ

将来的な隠れた資産やチャンスと、

可能性を見極められることができれば、

驚くほどに将来の売り上げや、

収益の差がつくわけです。

 

【2章】

⑧ 強みと弱み.jpgのサムネイル画像私達は自分の強みと弱みを把握しているでしょうか?

この章では現状を把握する、

つまり現在の弱みと強みを知るということをします。

例えば、子供が「具合が悪い」と訴えたら、

当然「どこが痛いの?」と聞くと思います。

つまり、その痛みの根源を特定し、

それに対して適切だと思う薬の服用を考えたり、

治療を受けさせるために、クリニックを探し始めるなども考えられます。

しかし、ビジネスにおいては「調子が良くない」ときがあっても、

よくなればいいな~と願いながら、

なにも手を打たなかったり、

あかんと思いながらも、同じことを繰り返す人がたくさんいると言います。

というのは、自分のビジネスの成功や不成功の原因がなにか、

わかっていないからこそ、

このような事態を招いているのだということです。

そこで、この章では筆者が編み出した50の質問が書いてあります。

この質問に答えていくだけでも、

自分のビジネスやキャリアの強みと弱みについて

幅広い洞察を得ることができるでしょうが、

全体的に、これらの質問はすでにビジネスを始めている方

だからこそ答えられる質問が多いようです。

僕は、現在は学生で、今年には起業したいと思っているので、

答えられるものにだけでもやってみようとしてみました。

16番目の質問にはこのようなものがありました。

問16)「クライアントに関する

あなたのビジネス哲学はどのようなものですか?」

(ぐぐぐっ~~哲学とは???と返答につまったのは当然ですが...)

⑨ 困惑 汗.jpg

【3章】

不思議なことですが、

ほとんどの人は、クライアントとのファースト・コンタクト(関係を始めるときに)、

自分からあえて、その障壁をつくっているのだそうです。

初めての時こそ、ハードルを下げたり、⑩-1 ハードル.jpg

完全に取り除いたりすれば、

もっと多くのクライアントとの出会いのチャンスを

得ることができるのに

自ら難しくしているというのです。

どんな素晴らしい商品やサービスであってもの

そもそものドアを開けて

出会いのチャンスをものにしなければ

当然ですが、宝の持ち腐れになってしまいます。

クライアントにリピーターとなってもらい、結果的に長期的にわたる関係を作るためには、

最初の第1歩が大切なわけですね。

 

これを読んで、確かに僕の周りの日常生活にも、

たくさんの事例があるなと思いました。

ネットビジネスでは「初回限定サービス」というものがどれほど多いか!?です。

⑩-3 Uber Eats.jpgそうなんです、僕が"Uber eats"を僕が使い始めたのも

初回割引券と書かれたチラシがきっかけでした。

(そのチラシには、初回、通常価格の半額でご飯を頼むことができます!と

書かれてありました)

そして半額なら頼もう!とまんまとUber eatsのマーケティング戦略にはまり、

Uber eatsの便利さを味わうことによって、

その後、何回も繰り返しUber eatsを利用するようになっています。

このように、最初のハードルを低くして、

とっつきやすいようにすることは、

マーケティングにおいて基本であり、

とても重要なことだと学びました。

⑩-6 初回+お試し価格合体.jpg

【4章】

たくさんのライバル、競合他社がいたとします。

そのような中から、、クライアンから絶対に

自分を選んでもらえる自信はあるでしょうか?

クライアントに、あまたのライバル中から自分を選んでもらうためには、

クライアントの目に有望で魅力的な人間に映ることは

当然ながら必要な要素ではないでしょうか。

そのように魅力的な人間や、選ばれる企業になるための、

ライバル達とは違うユニークな強み、

"USP(ユニーク・セリング・プロポジション)"の

の構築方法や注意点などを、

この章では教えてくれます。

僕は、この章で初めてUSPという概念を知りましたが、

どの企業も、自社のUSPというものを大きく掲げていることに気づき、

やはりUSPというものはそれほど重要なものなんだなと感じました。

⑪ドンキ.jpg例えば、近所にあるドン・キホーテはとにかく安い!

ということをUSPにしており、

"驚安"という言葉を使ってその安さをアピールしています。

このようにUSPはいわば、

自分自身や自社の自慢できるポイントであるといえます。

【5章】

USPを駆使してライバル達を引き離し、⑪ 選ばれるスポットライト.jpg

なんとかクライアントの目にとまったとします。

しかし、ビジネスの場面ではそうやすやすとは

成約にはこぎ着けないのではないでしょうか?

クライアントが意思決定する時に感じる経済的、

心理的、感情的なリスクも考えておく必要があるのです。

つまり、クライアントが「わかった!君のところに決めたよ」とか

「君に任せるよ」といえるために

クライアントを取り巻くさまざまなリスクを取り除いていくわけです。

いわゆる断ることができないオファーの作り方を

「競争上の最大の強み」として

この章は教えてくれます。

 これには商品やサービスを販売する時に、

何か追加のものを提供したり、

並外れた返金保証をするといったことが紹介されていました。

この方法を読んだとき、

最近僕が購入を決定した身近な事例があったので

紹介させていただきます。

 最近僕は、起業に向けて

⑫-2 携帯.jpg2台目の携帯電話を購入することにしたのですが、

どこの通信会社にするかとても迷っていました。

その時にたまたま、LINEMOの広告が出てきて、

半年間スマホ料金、実質無料のキャンペーンを

していることを知りました。

僕の経済的不安というリスクを取り除くサービスを

提供してくれるLINEMOと即決で契約をしたことは言うまでもありません。

このようにクライアントから『イエス』を速攻で取り付ける

マーケティングを事細かに教えてくれます。

ビジネスをする上で役立てて欲しいポイント

今月は1章から5章までを紹介しましたが、

その中でとても役に立つな!と感じ

ご参考にしてほしいポイントは、

4章でも述べられていた、

人とは違う強み、

即ち『USP(ユニーク・セリング・プロポジション)を構築する』です。

 

僕が車の免許を取りに行ったときなのですが、⑫-1 免許証.jpg

学科試験場近くに学科試験対策塾がありました。

その塾は、

「もしこの塾に通って学科試験に落ちたら、

授業料全額返金いたします」と謳っていました。

 

う~ん、どこかで聞いた事があるような...

 

そうです!!

⑫ ピザ配達.jpg「30分以内に届かない場合、代金は決していただきません。」

これはドミノピザが創業したころの

USPにとっても似ていると思いませんか?

当時、ピザを配達しているところは少なく、

あったとしても、配達に時間がかかり

クライアントはすでに冷めてしまったピザに

渋々お金を払っていました。

このUSPは、「暖かいピザを食べたい」という

クライアントの期待を満たすだけでなく、

「30分が過ぎたら無料にする」という

心理的な不安を回避し

さらに経済的な安心を与えています。

ほんとうに他店が追従できないほど

インパクトがあるUSPであり

現在に至るまで市場を制するようになったことに納得しまいます。

 

では、次回は6章からの『ハイパワー・マーケティング』をお送りします。

2023年、皆さまに『幸運を!!』

 

【著者紹介】ジェイ・エイブラハム

1949年、米国生まれ。実践マーケティングの巨匠。「フォーブス」誌が2000年に全米トップ5のビジネスコーチに選出。ウィリアム・デミング博士から直接学び、隠れた試算の最大化などにより不況知らずの成長戦略を提示すると共に、ビジネス倫理の推進者として認知されている。

著書に『マネー・米区ション』(KDASOKAWA)など。

 

【訳者】小山竜央

講演会コンサルタント。株式会社ライブクリエイト代表取締役社長。1982年香川県生まれ。2003年、個人で運営するオンラインゲームサイトが月間3600万PVを突破。大手広告代理店勤務を経て独立し、ゲーム理論マーケティングを取り入れた法人へのビジネス指導を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

23.01.05(木) 笹谷 政太朗 カテゴリ:スタッフブログアイコンプラス通信

こんにちは!アイコンプラス、インターンの笹谷政太朗です。

2022(令和4)の漢字は「戦」となりました。

選定理由としてすぐに思いつくのは

長引くロシアのウクライナ侵攻、

円安・物価高による生活面での「戦い」

などがあったためだと思います。

皆さまにとって、今年を振り返ると、どのような年だったのでしょうか?

では、本年最後の良著紹介をお送りします。

この本を推薦する理由

武道には、ネガティブなことを絶対に考えないという原則があります。

言い換えれば、いざ相手と闘おうとするときには、

自分が何をするかを決め(つまり「勝つ」と確信し)、

それだけに集中して、実行するということです。

間違っても自分が攻撃をされたり、

めちゃくちゃにやられたりすることを想像してはいけません。

さもないと本当に負けてしまうという、

もっとも望まない結果を招いてしまうからだというのです。

つまり、ネガティブなことを考えてしまえば、

それを自分の人生に引き入れてしまう

可能性があることを言っているのだと思います。

①-3 空手と剣道.jpg

小さい頃から野球とサッカーしかしてこなかった僕ですが

中学2年生の時に、バスケットボール部に入部しました。

それから頑張って練習を積み、

いよいよ最後となる中学の引退試合で、

終盤ギリギリの点差で負けているところで、

①-3フリースロー.jpg僕にフリースローのチャンスがきました。

ここでフリースローを決めると、決めないでは試合の勝敗が決まりそうで、

とても緊張してしまいました。

そのような弱気な僕の心の隙間に、

ふと自分がフリースローを外してしまうかも??

という気持ちが沸き起こってしまいました

すると、その通りにフリースローを外してしまい、

チームは敗れてしまいました。

あの時にもし、自分がシュートを決めることだけに集中し、

シュートが決まる瞬間を想像できていたならば、

チームは勝っていたのかもしれないなと思うと、

今でもとても悔しい気持ちになります。

この『人生改造宣言』を通じて、①-4 ネガティブ思考を追放する.jpg

ふと沸き起こってしまうネガティブな思考を

排除、追放できるアドバイスを実践していただき、

皆さまには人生の勝利を掴み取って欲しいと願っています。

 この本の全体像【7章〜10章】

 著者であるタレン・ミーダナー氏は、世界中のエグゼクティブ、政府高官、企業家、

自営業者など多数のクライアントをコーチングを通じて成功に導いてきました。

そのコーチングの秘訣とアドバイスがなんと『101個』が紹介されているのが本書全体です。

今月はいよいよ第7章から、最終章の第10章の4章にわたり書かれている

人生の成功(成幸)に導く、プロコーチとしての豊かで実用的な知恵がつまっています。

【7章】

②-1いかる母.jpg「もっと、頭使ってうまくしなさいよ」。

僕はよく母親にこう言われていて、

その度に僕はむっとしていました。

賢くできる方法がわかっていたら、

とっくにそうしていると思いませんか?

この第7章には、「上手くやる→効率的にやる」ための

ヒントが書かれています。

そして、めまぐるしく次から次へと現れてくるやるべきことを

やみくもに「やらなくては!やらなくては!」とこなすのではなくて

それを減らすためにどうすればいいのでしょう?

その極意は『やることを増やすのではなく減らすこと』だと言います。

能率と生産性を上げ、効果を大にする方法として、

第2章や、第6章でも取り上げられていた、

"Less is more"の原則の再登場です。

 

実は、僕はその原則など、これまで知るよしもなく...なのですが

知らず知らずの内にやっていて、

とても効果があったなと実感できることが書いてあり

嬉しくなりました。

それは、"power nap"です。②-2昼寝.jpg

直訳すると"強力な昼寝"ですが

もう少し意訳すると"英気を養うための昼寝"と言えます。

このpower nap は、何が起こっても気にかける必要はなく、

起き上がる気分になるまで、ただその場に横になるだけです。

あまり、ベッドなどに横になってぐっすり寝すぎるのはダメですが、

頭脳を解放して、リラックスすることガ目的です。

これによってエネルギーを回復させて、

より集中して物事に取り組むことができるわけです。

僕も、受験期に勉強に疲れたなと思ったら、

少し仮眠をとることによってその後の勉強が

すごく捗っていたことを覚えています。

この"power nap"はアメリカの一流コンサルタント会社も

取り入れているものだと言います。

コストもかからず、すごく簡単にできることなので試す価値ありです!

②-3コンサルタント リフレッシュ.jpg

【8章】

第8章では、"やり方"ではなく、"あり方"を扱います。

成功しているように見えるけど、『真の成功者』とは言えない人がいます。

彼らは様々な装飾品、高級車、衣服、家などを持っているというだけです。

土台をちゃんと持たないと、成功を維持することはできません。

実際、高級タワーマンションの代名詞である、六本木ヒルズの高層階は、

2年ほどで住民が入れ替わると聞いたことがあります。

 

そこで、この章では『真の成功』を維持するための

パワー、品格のあるコミュニケーションの方法が書いてあります。

この章を読んでいると、ある友人を思い出しました。

③-1噂 ゴシップ.jpg彼はゴシップが大好きで、「ここだけの話だけど...」といいながら

絶えず噂話をしていました。

その結果、その友人は信頼がある時だけに交わされる

重要な会話には入らないようにされていきました。

つまり、周りの人からの信頼を徐々に失っていたのだと思います。

ずばりゴシップは危険であり、有害であると著者は明言しています。

成功において、周りからの信頼はとても大切であり、

とくにネガティブは噂ばなし(ゴシップ)をしないことによって

周りからは自然と信頼を得ることができるわけです。

ですので、この方法もコストもかからず、「噂ばなしをしない」ことで

成功への道を歩めるわけですので試す価値はあるのではないでしょうか?

『真の成功者』となって

タワーマンションに住んでみたいというのも僕の本音なのですが...(笑)

【9章】

私達にとって最大の資産とはなんでしょうか?

それは『自分自身』の他にはありません。

それ故に、自分自身をケアすることの重要性が書かれています。

これは見た目をきらびやかにして、他人に見せびらかして褒めてもらおう!

ということではなく、

自分自身をとことん大事にするため、自分自身で労ろうということです。

日常的に格別なセルフケアできる余裕があるのは、

時間とお金がある人達だけであり、

僕のような一般ピープルは、たまに〔特別な日にだけに〕贅沢が許され

それ以外は我慢しなければならないのだと考えがちです。

実はそれはまったくの逆であり、

多少無理してでも、自分自身に格別なケアをすることによって、

富と機会を引きつけることができると筆者は述べています。

たとえ、クレジットカードの残高が少なかったり、

借入を抱えているとしても、

自分へのケア投資のためには実行して構わないとも言い切っています。

借金してまで...贅沢をしても良いのだろうか??

と少し不安になるのも事実です。

しかし、僕にも心当たりがありました。

何年ももったいないと思い使い続けていた通学用のリュック、

所々がすり切れていて、使用限界として破けるまで

我慢して使わなくてはいけない...と考えていました。

(なにせムダ使いをするな!と親からすり込まれていたわけですから...汗汗)

さらに言い訳の様に聞こえるでしょうが、寒さ厳しき日などは

学校へ行ったり、外出するモチベーションさえもダダ下がりでした。

しかし、試験もがんばった!バイトも頑張った!④-1ほしいもの.jpg

今年一年、頑張った自分へのご褒美に

ずっと欲しいと思っていた通学バックを自分へプレゼントしよう!

と購入を決心しました。

これは欲しかったカバンを誰かからプレゼントされた

ものとは違い、心も身体も満たされた感覚がありました。

自分の努力は自分が一番知っているのだから

自己承認して、労ってあげ、

モチベーションがあがるものは、

将来の自分へのケアと投資として考えてもいいのだな~と

思わせてくれる章です。

④-2価値あるものに投資.jpg

【10章】

第1章から第9章のコーチングのプロセスで、

ようやく自分の人生に好きなものを呼び込む準備が整いました。

良い仕事、申し分のないビジネス・パートナー、愛する人、

理想の家、など自分の人生に引きつけたいことは

たくさんあると思いますが、

それらを引きつける方法についての

集大成とも言える秘訣がこの章では書かれています。

その中で、特に重要だなと思ったアドバイスは、

欲しいものを手に入れるためには、

まずそれを持つことを自分に許さなければならないということです。

『許す??』とはどういうことかというと、

「これになりたいけど、自分には無理かも、、」と

⑧-1言い訳 否定.jpg僕みたいに考えてしまう人がいるかもしれません。

しかし、それは自分自身への言い訳にすぎず

そのような考えのうちは、

絶対に『なりたい自分』になることはできないようです。

そういう考えを捨て去って、

「わたしはそれになれる」「どうしたらなれるだろう」⑨できる 確信.jpg

「絶対になってみせる」というような考え方になれば、

自ずとなることができるということです。

僕なりに、全体をまとめてみると

『自分を理解し→認め→許し→覚悟する』と

いうことではないかと理解しました。

このアドバイスはこの先の人生の中でも、

きっと僕を救ってくれるだろうと思いました。

 

【お役立ててもらいたいポイント

10章に引き続き、もうひとつ、日常生活の中で役に立てられる

アドバイスを最後にご紹介します。

それは、"恐れと仲良くする"ということです。

「失敗することが怖いからできない」という言い訳をする人がたくさんいます。

しかし、彼らはそれを認めるのを嫌がります。

 

それは恐れることは悪いことだと、または恐れるべきではないと考えているからです。

⑩握手カラフルアーム.jpgしかし、筆者は恐れは悪者ではなく友達であり、

恐れと向き合い、行動をとることによって

友達になることができると言っています。

僕も引退試合でのフリースローで「外したらどうしよう→恐れマックス」で、

そのようにネガティブなイメージを払拭できず、

試合に負けてしまったまけてしまったエピソードを告白しました。

その原因は練習不足に他ならず、

それまでのフリースローの成功確率はそんなに高くはなかかったからでしょう。

その恐れと向き合うには、百発百中になるまで練習すれば良かったのです。

 

 受験のときにも、もし第一志望の大学に落ちたらどうしよう...

という恐れがありました。

そして、その恐れと向き合った結果、

原因は正直に自分の勉強不足にあることを認め、

より勉強に励むことによって恐れと友達になることができたのだと思います。

結果として、試験結果には微妙な自信がありました。

 ⑪合格通知.jpg

また、恐れに対処するもう一つの方法が、

人生において少し危険を冒すことである、と筆者は述べています。

多少の、もしくはかなり大きな危険を冒すことによって、

人は生きている実感や感動を覚え、よりパワフルな人間になるとのこと。

このアドバイスは思わず「おぉ~!すげえぇ~」と感激した一文です。

今後、僕に多少の危険は厭わずにチャレンジしてみよう!と

思わせてくれました。

⑬リスク チャレンジ.jpg

 

どうぞ皆さま2023〔令和5〕年、

素晴らしき年をお迎えください。

 

 

 

22.12.13(火) 笹谷 政太朗 カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは!アイコンプラス、インターンの笹谷政太朗です!

僕は四季の中で秋が一番好きなのですが、

11月になり急激に気温が下がってしまったので、

秋がかけ足で通り過ぎてしまい、

一瞬、もう冬が始まったのか!と思いましたが、

スーパーマーケットに並ぶ柿や梨という実りをみると、①秋の味覚(柿・梨など).jpg

まだ秋の余韻が残っていてほっとする気持ちが戻ってきました。

みなさま、季節の変わり目の体調管理には十分お気をつけ下さい。

あと少しかも知れない秋の余韻をみなさまはどのように過ごされるでしょうか?

「食欲の秋」、「スポーツの秋」などなど...。

僕はこの良著紹介もありますので、

「読書の秋」を(しぶしぶ...)楽しもうと思います。②③読書する男性とオリックス合体.jpg

そして、秋の夜長に読みたいと思う次の本は

「オリックスはなぜ優勝できたのか」がいいな~と

個人的には思っています。

(将来、良著紹介でご紹介するかはわかりませんが...)

なぜこの本に興味があるかと言いますと、

オリックスは僕の地元の球団で、

京セラドームは自宅から自転車で25分くらいでいけるくらい近くにあったので、

よく応援しに京セラドームへ行っていました。

今年の日本一を決める試合では、第3戦まで未勝利だったのですが、

そこからなんと4連勝し、逆転で26年ぶりの優勝を決めました。

学校とバイトであたふたしていた僕はこのニュースにとても元気づけられ、

オリックスの苦闘と変革の25年にとても興味がわいてきています!

この本を推薦する理由

人生を成功させることにおいて必ず必要なものの1つとして、

この本では、『仲間』であると書かれています。

③-1オリンピアインタビュー.jpgのサムネイル画像オリンピックのメダリストや、甲子園で優勝した高校球児など、

輝かしい栄光を手にした人のインタビューで

『成功の秘訣』を聞くと、

必ずと言っていいほど周りの人々への感謝の言葉があります。

やはり、どれだけの才能があろうとも、ひとりでは絶対に達成できません。

周りの人々の支えがあって初めて、

そのような輝かしい栄光を掴み取ることができるということでしょう。

ということは反面、自分の失敗を周りの人間のせいにして、

自分自身何も変わろうとしない人には、

いつまで経っても成功は訪れないのではないでしょうか?

僕自身も第一志望の大学に合格することができたのは、

一緒に勉強し、互いに刺激しあい、成長させてくれた友達、

根気強く僕の勉強につきあってくれた担任の先生、

そしてなによりも、1番近くで僕のことを応援してくれていた

両親の存在がなければ、絶対に合格することはできませんでした。

前回は、序章から第3章をお伝えしましたが、

今回はそのつづきである4章から6章までをご紹介していきます。

ここでは良い仲間とのパワフルな人間関係を築く方法を柱に

そのための心構えと実践方法について書かれています。

ご一緒に読み進めていきましょう。

各章の概要(4章〜6)

4章では、「人生にもっと多くの時間をつくる」ための方法が述べられています。

「1日は24時間である」というのは、⑤24時間 時計.jpg

物理的にはその通りなのですが、

実はそうではない!

時間は自分が何をするかによって、

広がったり縮んだりするものだと著者はきっぱり言い切ります。

このことは、アレック・ウォー氏の言葉を引用しています。

「わたしたちは、特に好きでもない人や、楽しくないものごとのために、

間違いなく時間の半分を費やしている。

そのため、本当に大切な人やものごとに振り向ける時間がない」と。

⑥時間に追われる男性.jpg忙しい!忙しい!と言っている人もその半分の時間は、

結局は自分にとっては楽しくないことをやっている訳で、

そりゃ、自分にとって楽しく、大切だと思えることに

時間を使いたいものです。

つまり時間の使い方が重要だといっているのだな!と

筆者の主張に妙に納得してしまいました。

そこで、知らず知らずのうちに貴重な時間を減らしているものを排除し、

本当に重要なことに集中できるようにすためのアドバイスが

この章では10個のアドバイスとして紹介されています。

その中で、僕も試してみようかなと思ったことが、

「自分の時間を追跡する」というものです。

これは、お金の使い道がわからなくならないように

家計簿をつけるのと同じ要領で、自分の時間を細かく記録するという方法です。

実は家計簿なんてつけたことのない僕なので、

めんどくさ~と言って、1日で投げ出してしまいそうですが...、⑦メモを取る男性-1.jpg

1週間だけでも、15分刻みで、自分の時間を追跡してみると、

一見重要に見えて結局は大したことのない事柄や、

簡単に人に任せれるような事柄に、

自分の貴重な時間がどれほど費やされているかが

わかってびっくりするでしょう!と筆者もいっているので、

やってみようかなと思った次第です。

朝起き、シャワー浴びながら歯を磨き、身支度をして、

学校に行き、昼食にラーメン食べて、授業をぼーっと聞いて、

学校が終わるとバイトに向かい....そして帰宅して寝る。

あれっ??これってやらなくてはならないことだけをしていて、

本当にやりたいことは何もやってないな?というより、

自分にとって本当に大切なことや、やりたいことって何なんだろう?

自分にとって大切な時間を使いたいことはなんなんだ??と

それを見つける必要があるなと思いました。

5章
④仲間 頑張ろう.jpgあなたには信頼できる友人や愛情、

喜びを分かち合える人々がたくさんいますか?と

聞かれるとなんと答えられるでしょうか?

一般的には成功を手にするための鍵となる

協力的でパワフルな友人達との強力なネットワークを持っている人は

少数派ではないでしょうか。

この章では優秀な人々と表面的に知り合うことではなく、

長く持続する深い協調関係をつくる方法が綴られていきます。

成功するためには自分が思っている以上に友人や、

支え合える愛情がたくさん必要であり、

自身の感情的欲求をたっぷり満たせる人間関係を構築していくには、

まずは自分自身を認め、許すことから始まるようです。

「自分を認め、受け入れ、許す」ってなにそれ?って思いませんか?

一見、「自分のことは自分が一番分っているはずだから、認めている。

そして、自分は自分なので受け入れていないはずがない!

僕はよく周りから自分には甘い!といわれているので、

多分、自分で自分を許しているのだと思います」と

あたり前のことすぎて、僕には筆者の真意が分らなかったのですが、

読み進めていくと、原点は自分自身との関係から始まると書いてあります。

う~ん。まだ少ししっくりこない感じです。

さらに、その原点の始まりが「償いをする」なのですが、

これは素直にあやまれ!といっているのではないようです。

人は多かれ少なかれ、自分が期待したことを

他人がしてくれないとイライいらして

「なんでこんなことも知らない(できない)のだ!」

「そんなことは常識だろ?」「○○の時にはこうするべき!」と

自身の価値観や信念によって、

自分の思い通りにならないときなどは他人を批判したり、

裁くような思考になり、これが怒りとなって言動に出ているようです。

筆者自身も、その原因を掘り下げたところ『原因は我にあり!』と

いう結論に行き着いたようです。

そして、他人を批判の目で見る人は、

大抵自分にも厳しい目を向けていると!言うのです。

裁判官のように自分で決めた基準(価値観や信念)で自分自身を評価し、

さらにその基準に達していない他人をも責めてしまう傾向があるようです。

それを自覚することが大切なのだと

筆者の意図が少し見えてきた感じがします。

これが「認め・受け入れる」と言うことか!う~む。⑨-4自己を認め 印鑑合体.jpgのサムネイル画像

そして、そのように人を裁いて、さらには叱責したり、

嫌味を言ったり、怒りをぶつけてしまったときは、

そんな自分を許すこと以外に特効薬はないようです。

自分を自分で許す特効薬とは、

まず自分はその時、その時に出来ることの中でベストを尽くしていると理解する。

こう考えることによって、

他人が何をしようと(自分の期待基準とは違っても)

⑨自己を認める許す-3.jpgその人もベストを尽くしているんだと認め、

許す準備が出来るわけです。

このことは自分が不愉快に思ったことを

大目に見ると言うことではなく、

誰が悪いという判断をやめると言うことが

『肝(きも)』だと言っています。

あやまちを犯すのが人の常だと心得て、

自分を許せずにいることや、

自分が犯してしまった(他人を見下したり、批判してしまったことを)を

リストに挙げて、潔く謝罪し、適切な償いをすると驚くほど心が晴れ、

信じられないほどの多量のエネルギーが解放されるとここでのアドバイスは

締めくくられています。

ここまで書いてきて、僕の友達で常にイライラしていて、⑩-1 イライラ男性.jpg

何かに怒っている友達を思い出しました。

そんな友達に伝えたいアドバイスが、

「償いをする」のすぐ後に書かれてある「あらかじめ許す」とものです。

長年恨みを抱いていたり、腹を立てたり怒ったりすると、

それはエネルギーの巨大な排出口になってしまうので、

その排出口を塞ぎ、身軽になりたいのならば、

なんらかの形で傷つけたり衝突したりした相手に電話をして謝り、

お互いに許し合う機会があればいいのにな!と願いました。

たとえ相手が間違っていて、自分が正しくても謝り、

誰が正しくて誰が間違っているという点ではなく、

相手を許すことが自分自身と、

人生に望むものを引きつける力に大きく影響するということを

本著を紹介して伝えられればと思いました。

⑫Luckyと磁石合体.jpgのサムネイル画像

6

筆者からこの章のしょっぱなに「あなたのやりたいことは何ですか?」と

読者への質問を投げかけています。

僕は「現在、模索中です」と心の中で答えましたが、

すでに自分の天賦の才能を発揮できるやりたいことを

見つけ出している人であっても、

やりたいことへの方向に楽に進めるように10個アドバイスが書かれています。

この「楽に進める」というのは興味をそそられますね。

 まず最初に「理想の人生を設計」するためのアドバイスから始まります。

これは理想的なキャリアを設計するより以前に、

⑬将来を考える男性.jpgまず人生において本当にやりたいことを見つけることを

筆者は重視しているからです。

まずは、やりたい仕事(キャリア)の上位概念である

「人生そのもの」にフォーカスするのです。

そして、その次に仕事で達成感を得る秘訣としてのアドバイスは

価値観とビジョンを一致させる」ことへと進みます。

この価値観とは、正邪を判断する道徳的価値観ではなく、

自分が本当に好きなことをしているという感覚における価値観のことです。

自分の価値観に従って生きている時が、

人間は1番いきいきとしていて、「自分らしい」といえますよね。

例えば、創造性と発明に価値を置く人や、

寄与、奉仕、励ましに価値を置く、

コミュニティの一員となり他者との繋がりを感じることに価値を置くなど、

人それぞれです。⑭-2 いろんな価値観.jpg

ちなみに僕は、リスクを感じながらもチャレンジすることに

価値を置いているような気がします。

この価値観自体を見つけ出すことが分らないというは、

これまでの人生の中で嬉しく、または感動した人生ピークとも言える瞬間を

いくつか思い出し、

なぜそれが自分にとって重要かという理由を1つ1つ書き出しながら、

⑭-3 私の僕の価値観.jpgそこに表れている自分の価値観ってなんだろう...と

思い描くもの良いでしょう。

自分自身の価値観にそった仕事に就くことができれば、

自ずと人生が充実するように感じられると思います。

役立ててもらいたいポイント

『人生改造宣言』の4章から6章までを紹介してきましたが、

そこで紹介されているアドバイスの中で、

日常生活の中で知らず知らずのうちに使っていて、

結果的に成功に繋がっていた体験がいくつかあるので、

紹介させていただきたいと思います。

一つ目は4章にあった「10分前に到着する」です。⑮-2 待ち合わせ10分前合体.jpg

人生にもっと多くの時間を作る最も簡単で手早い方法は、

約束の時刻よりも10分早く待ち合わせ場所に

現れることです。

僕は、以前の良著紹介でも述べている通り、

とても朝が弱く、中高では遅刻ばかりして、先生や親に怒られていました。

それによって、いつもせわしなく朝の準備をし、

遅刻の言い訳を考えることで頭がいっぱい、という有様でした。

受験が迫っているにも関わらず成績が思うように伸びず悩んでいたところ、

当時の担任の先生から、まずは生活習慣を見直して朝、少し早くに学校に来よう!と

アドバイスをいただき、10分ほど早く学校に着くようにすると、

登校中も勉強に集中することができ、

少し早く教室に着くことによって、

その日の予習などもすることができ、

その後の模擬試験ではいい成績を取ることができました。

そしてもうひとつのアドバイスは同じく4章から

⑯ 今すぐ.jpgいますぐにやる!」です。

やらなければいけないことに即座に反応するということは、

当然のことでありながら、しかしそれをしっかりとできる人は

めったに見られません。

たいていの人が色々なことをぐずぐず引き延ばすからです。

実際、僕も大学に入るとたくさんの期限付きの

やらなければいけないことができました。

課題やレポート、テスト勉強そしてこの良著紹介もです(笑)

このようにたくさんのやらなければいけないことがあるのですが、

期限まで結構時間があるし後でもいいや、と

思い先延ばしにすることによって、

結果的に期限ギリギリになってやらなければいけないことが

たくさんたまっている状態になり、

いくつかの課題を出しそびれるということがおき、

単位取得が危ない!という事態になりました...

これではまずい!と思い、出された課題はその日のうちにやる!

ということを徹底すると、心への負担も軽くなり、

より勉強が捗りいい成績をとることができるようになりました。

今やらなくてもいずれやらなければならないのです。

先延ばしにしている間、その事柄をするために

必要な知識が貴重な頭のスペースをくいますし、

後でやることを忘れてはいけないと思うことで

気持ちに負担がかかり、不必要なエネルギーが失われています。

以上で、4章~6章をまとめて参りました。

次回には7章~10章にも日常生活で使えなと思える

コーチングのアドバイスをお伝えします!!

22.11.03(木) 笹谷 政太朗 カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは!アイコン・プラス、インターンの笹谷政太朗(ささや しょうたろう)です。

前回の投稿が4月の「スマホ脳」でした。

あれから、あれよ~あれよと時が流れ、

気がつけば僕の大好きな『食欲の秋』を迎えていました。①食欲の秋.jpg

この半年間、一身上の都合 (4月から報道機関での新しいアルバイトがはじまり、

アイコン・プラスとの兼務)それゆえ、良著紹介のお休みをいただいておりました。

皆さま、再びよろしくお願いいたします。

さて、アイコン・プラスの良著紹介をお休みしていた半年間(4月~10月)は、

時間(大げさに言うならば時代)の流れと変化を感じずには

いられませんでした。

ロシアのウクライナ侵攻がいまだ止まらず、その影響で原材料の高騰、

②円安ドル高.jpg4月初旬には121円台だったドルが、

10月17日には148円台(半年で27円の円安)になっています。

そして、初夏頃から日本を代表する著名なデザイナーの方々が

旅立たれたニュースが相次いたことで、

ファッション業界の一時代の節目を感じながら、

秋の到来とともに1番衝撃を受けたのは、

安倍晋三氏射殺事件です。

安倍晋三氏の遺族、並びに関係者には御冥福をお祈りするとともに、

このような日本政治の民主主義を脅かすようなことが

2度起こらないように願ってやみません。

私たちの取り巻く環境変化が加速される中だからこそ、③人生改造宣言 本表紙.jpg

今を見直し、将来の成功への羅針盤となりうる

『人生改造宣言』という本をご紹介したいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

この本を推薦する理由

 「人生を成功させるには、どのようにすることが必要なのでしょうか?」と

尋ねられると、皆さんは何とお応えになられますか?

この本では、成功とは自分が"向かう"ものではなく、

自分が"引きつける"ものであると明言しています。

④棚からぼた餅.jpg人は良いものごとが巡ってくると、「ラッキー!!」と喜びながら

それを運や偶然として片付けてしまっていることはないでしょうか?

多くの方が、これまで自分に訪れた幸運は、

決して、棚からぼた餅みたいな偶然性のものではない

ことに気づいていないのです。

著者は、自分がベストな状態にあり、やりがいのある仕事をし、

幸福を感じ、人生に胸をワクワクさせている時には、自然と成功を引きつけていると言っています。

問題が起こったり、期待する結果が得られないというのは

自分自身をベストな状態にできていないからであり、

望む成功を引き寄せられていない!という訳です。

ということは、「いつも自分自身をベストな状態にすればいいんだよね♥」

と、皆さんもお気づきになられると思います。

では、それに引き続き、

「じゃあ、どうすれば、いつでもベストな状態を保つことができるんだろうか?」

という素朴な疑問が湧き起こってきますよね。⑤コーチング.jpg

そこで、『コーチング』というスキルが使って、

自分自身のベストな状態を自分でコントロールしていきしましょうと

本著では語られていきます。

コーチングとは、

今、自分がいる場所と自分がいたいと思う場所との間のギャップを埋め、

さらに自らが設けていた限界を超え、

豊かな可能性を実現できるようにする1つの手法です。

この本では、プロのコーチである筆者の『コーチングのテクニックやアドバイス』が

たくさん書かれてあります。

そして、このコーチングという手法は、

他人の成長や成功を手助けするために使うこともあれば、

自分が自身に使うことも可能なのです。

自分自身でベストな状態をコントロールしていくことを

『セルフ・コーチング』と呼び、成功を引き寄せるために

『自分自身の環境を整える』ために役に立つものです。

改めて申しますが、成功とは自分が向かうものではなく、

"引きつけるもの"ですので、本書のアドバイスを実践することで

成功を引き寄せ、「人生改造」の第一歩を踏みだしましょう。

⑥コーチングとセルフコーチング.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像

 

 

 

 

 

この本(序章〜三章)の全体像

この本は、世界中のエグゼクティブ、政府高官、企業家、

自営業者などの多数のクライアントを成功に導いてきた

タレン・ミーダナー氏が、プロのコーチとしての豊かな経験と、

会社員として働いた経験から引き出された実用的な知恵を全10章にまとめ、

各章に現実に即した例話と折り紙付きの

⑦本 10章と101のアドバイス.jpgコーチングの秘訣とアドバイスが、

なんと!101個が紹介されています。

丁寧にお伝えしていくために、

10章を3回に分けて、今月は序章から第3章までをお送りします。

序章

序章では、この本の根底にあるコーチングについて述べられています。

コーチングとはなんなのか、そしてコーチングにはどのような効果が

あるのかについて述べられます。

僕は野球チームに所属していたので、

ピッチングコーチやバッティングコーチが専門性を高めてくれる

指導者であることは知っています。

そして、コーチ達は野球のテクニックだけではなく、

野球の試合に勝ちたいというメンバーの意欲を引出すように

してくれていたことを思い出しました。

つまり、コーチングを一言で言うと、⑧階段を上がるコーチングのイメージ.jpgのサムネイル画像

『今、自分がいる場所と、

自分が行きたいと思っている場所との間の

ギャップを埋めていく』

プロセスそのものことだと思います。

 

第1章

日常に潜んでいるエネルギーを無駄使いするような

小さないらだちの種を全て排除することから始めます。

そして、その後にポジティブなエネルギーを生み出してくれる物を

取り入れることによって、

自分が生来持っているパワー、"ナチュラルパワー"を増大させることを学びます。

では、なぜ最初に苛立ちの種を排除する必要があるかと言えば、

どんな素晴らしい目標があっても、

⑨砂の城.jpgそれを支える強固な土台(=環境)のない場合は、

砂の上に城を築くようなもので、

もろく崩れてしまう危険をはらんでいるからです。

そして、コーチングによって、エネルギーの無駄使いを回避できたり、

効率的によりよいエネルギーを取り入れることができることが、

一番の効果なのではないかと思います。

 この序章で僕にとって印象深い文章があります。

『成功をおさめれば幸せになるだろう、というのは必ずしも真実ではない』という言葉です。

自分がいきたいと思っている場所(=生きる目的や目標)を見つけ、

自分の可能性を存分に出し切きることこそが、

成功を越えた『成幸』(成功して幸せになる)ことだと

伝えているように思いました。

なので、まずはイライラを発生させる

不満の種たちをリストアップしていきます。

ここでのキモは頭の中でリストにするだけではなく、

ちゃんと紙に書き出すことを勧められています。

たいていの人は60~100もの我慢があるそうですよ(;゚ロ゚)

例えばですが、僕の場合は、爪切りやハサミなど、⑩乱雑な引き出し.jpg

欲しいものをすぐに見つけられないことが多々あります。

そのたびに、「あ~うっとしいな!どこにやったんだ!

(一人暮らしなので、他の人がどこかにやるって事はありえないわけで...)。

なので、数秒後には、机の中を整理しなくっちゃな!とは思うのです。

このようなことは明日にでも出来ることなのに、

伸ばし伸ばしにしてしまい、捜し物があるたびにイライラを感じていました。

このような場合は、リストにある項目の中で、

1日で出来そうなモノから片っ端処理していきます。

そして、同じように日々のイライラや不満を感じている友達と

お互いの片付けの進捗状況を報告し合いながら、

励まし合うこともおすすめだと書いてあります。

 ⑪エネルギーチャージ.jpg些細な苛立ちでエネルギーをむだし消費することがなくなった上で、

ポジティブなエネルギーをどんどんと取り入れていきます。

ポジティブなパワーの集大成が本来、

一人一人が成功を引き寄せる事ができる

「ナチュラルパワー」というものを醸成していくという感じです。

そこで、ポジティブなエネルギーを生み出ために、

「毎日やる10の"楽しい習慣"を取り入れる」というアドバイスが面白いと思いました。

ここで皆さんに質問です。

「毎日、やるのが楽しみに思えるようなこと」を10個あげれますか?」

僕は10個もすぐには思いつくことすら出来ませんでした。

そこで、毎日の習慣に、ちょこっとだけでも楽しめる(良いことと思える)こととの

組み合わせで考えてみることにしました。

例えば、

通学時には、1つ手前の駅でおりて歩く、⑫自転車通学.jpgのサムネイル画像

もしくは自転車に乗って通勤する

(⇒運動にもなるし、電車賃の節約にもなる)

電車賃が浮いた分で、帰り道には何か1つ、自分へのご褒美としてコンビニで好きなモノを買う。

1日1食、主食以外に意図的にサラダ、煮物野菜、くだものなどを1品取り入れる

(⇒かなり簡単で、ヘルシー志向っぽくて聞こえもいい)

朝、歯を磨くときにスクワットを100回する

(⇒歯の健康だけでなく、足腰が鍛られる)などです。

こうやって、楽しむ(良いと思うこと)を実行することは、

エネルギーをチャージしていくことを意味します。

そして、毎日やるのが楽しみに思えるようをするためには、

"するべき"習慣にせず、

それ自体が自分へのごほうぴになるような、

"喜んでやりたい"習慣にすることがポイントです。

第2章

新しいエネルギーを取り込むために、そのためにスペースをつくることを学びます。

というのは、イライラがなくなり、楽しい(良い)習慣を手に入れた私たちは、

その影響で、ますますナチュラルパワーが高まり、

引きつけるものが多くなってきます。

⑬ゴミまとめ.jpg例話をあげるとしたら、新しい服を手に入れたいのなら、

古くて、着なくなった洋服でパンパンになったクローゼットを片付けなくては、

新しい服を入れるスペースがないという事です。

スケジュール欄がぎっしりつまっていることが、

成功のしるしだと考える人は多いかもしれません。

ですが、そんなに忙しいと、自分の周りで起こっていることに目がいかず、

絶好のチャンスを見逃しているかもしれません。

特に、ここ数ヶ月の自分のスケジュールを思い出して下さい。

やるべきことや、会うべき人が多すぎるとは感じたのならば、

まさに簡素化して、時間のスペースを作るときだといえます。

この章では「自分の行動を整理」していくために、

身の回りを整頓、そして、その整頓を保つ、とことんシンプルに!

していくための方法を知ることが出来ます。

数年前から日本でもブームになっている「断捨離」の必要性を、

この本は18年前には書かれていたのだな~と関心しました。

(ちなみに当著は2004年出版です...)

 

あっ!僕は、前章にあげた『楽しい毎日の習慣』に⑭断捨離 箱.jpg

以下のこれをくわえてもいいかも...と思いつきました。

1日に1つ、何かを捨てる!というものです。

第3章

⑮貯金.jpg3章のタイトルは「お金を自分のために働かせる」です。

まずは、お金について正直な価値観などを

自己認識することからら始め、

お金を無駄に使ってしまっていることをやめ、

10〜20年後には生活のために働かなくても良くなるように

財政的自立を目標にかかげます。

やはり、労せず成功を手にするには

ある程度のお金を手に入れておく必要があるということです。

僕にとっては、理解は出来るけれど、

実行するのはちょっと難しいかな?と思った章でもありました。

そのような中でも、これならできると思うものが『億万長者ゲーム』です。

友人達と「もしも10億ドルあったらどうする?」と聞きあって、

それぞれがやりたいことを

少なくとも100項目くらい書き出していくことをゲーム感覚でしていきます。

日本版で言うなら、⑯宝くじ.jpgのサムネイル画像

「今年の年末宝くじジャンボで10億円があたったらなにする?」

という感じでしょうか...。

そして、その次に、100項目のお金があったらやりたいことを中から、

臨終の時を迎え、自分の一生を振り返っていると仮定して、

『絶対にやりたいこと、欲しいもの』

もしくは『絶対にやらなかったことで後悔する』ことの

上位10項目を抜き出します。

⑰臨終時.jpg通常、私たちは、人生の終焉には

「手に入れたかったものを逸したこと」よりも

「しなかった」ことや「出来なかった」ことを

後悔する傾向があるそうです。

たとえば、「フェラーリを買いたかった!」と何十年も切望して、

結局、購入出来なかったとしても、あまりそこへの執着はなく

それ以上に、

「人を許せなかった」」

「愛する人とわかり合えなかった」

「潔く非を認められなかった」などを

後悔することが多いそうです。

と、考えると、これらを裏返したものが、

人生において本当にしたいこととなります。

つまり...

「憎んだり、恨むよりも、人を許したい」

「愛する人とわかり合えるまで時間を取りたい」

「悪いと思ったら、すぐにあやまっといた方がいいななぁ」とかです。

あれっ?これが人生で本当に望んでいることだとしたら、

あんまりお金を必要とはしませんね。

僕にとってもこれからの長い人生で、

自分が後悔にしないことは何なのか?

と検証してきたいと思う「お金についての章」です。

役立ててもらいたいポイント

「人生改造宣言」の序章から第3章を今月は紹介してきましたが、

「ポジティブエネルギーを引き寄せる」...これがそうか!と

実感した事例があったので紹介させていただきます。

それは"身の回りを整頓する"です。

何か新しくて素晴らしいものを自分の人生に招き入れるためには、

そのためのスペースを作らなければならないことは

第1章で語られていました。

捨てるものはなんでもいいのです。

なぜなら捨てることによって、自分に余地ができることに意味があるからです。

僕は高校までは、大阪の実家で過ごしていて、

大学になって初めて上京し、1人暮らしを始めました。

それまでは、実家で母親に洗濯や掃除、

そして食事などを全てやってもらっていたのですが、

1人暮らしをするとなるとそうはいかず、

洗濯は4日に1回、掃除は全くせずに部屋が汚くなっていくばかり...。

食事はコンビニの冷凍食が続く、といっただらしない生活が続いていました。

その結果、負のエネルギーがたまり、

大学の成績が思うように上がらない、

単位を落としそうになる((;。;)ということが起きました。

上京して2年目の今年、このままではいけないなと思い、

おもむろに散らかりきった部屋を掃除しようと決心し、

実行に移しました。

沢山あったいらない書類や、服、ゴミなどを捨て、⑱掃除する男性.jpgのサムネイル画像

部屋をスッキリさせると、気分がとても良いことに気づき、

大学の勉強にとても集中できるようになりました。

その結果、新たな年の春学期は良い成績だけではなく、

新しい友人、新しいアルバイト先では

これまで興味があった分野を学ぶ機会を得ることができ、

整理整頓の力はあなどれないなと実感しました。

この本によると、この原理は

自然は真空を嫌うという物理の法則に基づいており、

真空(スペース)をつくれば、そのスペースを満たそうと、

森羅万象がたちまち新しいものを送り込んでくるのです。

次回には4章~6章における日常生活で使えなと思える

コーチングのアドバイスをお伝えします。

 

著者紹介

タレン ミーダナー  (著)

ライフ・コーチングの分野では、世界的に最先端を行く第一人者。

いままでに何千人ものクライアントを成功に導き、

国際的な名声を得る。クライアントには、世界中のエグゼクティブ、

政府高官、起業家、オーナー経営者など多数。

その業績は、全米や世界各国の新聞や雑誌に掲載され、

BBCやCBSといった国際的なテレビやラジオ番組にも多く出演している

22.10.18(火) 笹谷 政太朗 カテゴリ:カテゴリを追加スタッフブログ

こんにちは!笹谷政太朗です!①入社式.png

4月になり、入社(入職)式を迎えられた新社会人の皆さま、

おめでとうございます。

新たなスタートを切られて1ヵ月近くが過ぎ、

すでに新生活に慣れたという人もいれば、

なかなか新しい環境になじめなくて...という人もいるのではないかと思います。

ちなみに僕は後者で、とても苦労しています...。

昨年はコロナ禍によって大学の授業がほとんどオンラインで行われ、

週に一回しか学校に行けなかったのですが、

新学期からはほとんどの授業が対面で行われることが決定し、

週5で学校に通うことになったため特に、

朝起きることに大変な思いをしています。

毎日学校に通うことは当たり前のはずですが、

1年間、週に1回学校に通うという生活パターンに

慣れきった僕の脳と身体は、毎日、朝早くに起きるということが

こんなにも難しいものなのか?...と自分ながら、情けなくなってしまいます。

なので、この新学期からは早寝早起きの習慣を再び取り戻したいと④しゃっきり新学期はちまき.png

思うとともに、2021年にもっとも売れた本を読んでもう一つ、

②スマホ脳 表紙.pngのサムネイル画像のサムネイル画像生活習慣を改善をしなくてはならないな...と

思ったことがあります。

それは「スマホ生活」です。

前置きが長くなってしまいましたが、

令和4年4月分の良著紹介としては、

著者、ハンセン氏の母国スウェーデンでは

社会現象にまでなったと言われる

『スマホ脳』をお送りしたいと思います。

どうぞ宜しくお願いします!

この本を推薦する理由

僕は、小学校5年生(11歳)になった頃からスマートフォンを使用し始め、⑤スマホ.pngのサムネイル画像

現在(19歳)に至るまで、ずっと使い続けています。

中学生時代にはSNSの面白さを知り、

高校生にもなるとスマホでゲーム、友達とのメールのやりとりが楽しくて、

夜更かしするといったこともありました。まさにこの頃から、

「スマホ漬け」になってしまっていたのです。

そして、なぜ僕はスマートフォンの魅力にはまり、

使用時間が莫大に増えてしまったのかというその理由や、

合わせてスマホが僕の生活に与えた影響をこの本を通じて知り、

フェイスブックの「いいね! 」の開発者は、

「SNSの依存性の高さはヘロインに匹敵する」との発言を聞いて、

「おおっ~(;゚ロ゚)、僕の脳は完全にスマホに洗脳され、

スマホなしでは生きていくことすらできないと!

間違いなく思っていたな!」と納得してしまいました。

本著では、どうしてスマホが人を依存させるのか、

その理由は脳内のドーパミンが鍵を握っていることを解明しています。

⑥ドーパミン.pngドーパミンはよく「快楽」を感じたときに

分泌される報酬物質と言われていますが、

実はそれだけではありません。

ドーパミンの最も重要な役目は私たちを元気にすることではなく、

人間に行動する"動機"を与えることです。

つまり、ドーパミンは『人間の原動力』とも言えるのです。

しかも、研究結果からは、

僕たちの脳は「何かが起こるかもしれない」という不確かな期待が大好きで、

ギャンブルのように報酬がもらえるかどうか分からないものの方が

ドーパミンを大量に発生させているとのことです。

何かが起こるかもという期待以上に、

報酬中枢を駆り立てるものはないというのです。

これには僕も心当たりがありました。

スマホゲームで強い敵と戦っているとき、

勝てるかわからないが「次こそは勝てるはず...」と思い、

何度も何度も勝負をしたい衝動に駆られ、

止められないゾーンに入り込んでしまったことがありました。

ドーパミンの洪水にどっぷり浸かっていた感じです。

脳の仕組みとは、人類が誕生し、

僕たちの祖先が狩猟生活を営んでいた頃から⑦狩猟時代.png

ほとんど変わっていないそうです。

なので、ここ数十年で急速に発展してきた情報テクノロジーに

対応できていないのは当然だといえば当然です。

現代の人のほとんどが利用しているSNSは、

この本能というのか、脳の原理を巧みに利用しているため、

知らず知らずのうちにはまってしまい、

今や、人間の脳を支配するものとして君臨してしまったのです。

世界的有名なIT、テクノロジー業界を牽引してきた

⑭スティーブ ジョブズ.pngスティーブ・ジョブズや、ビル・ゲイツが

自分の子供達にはスマホの使用を

厳しく制限しているという理由なども、

この脳の原理を知っていたからこそだといえます。

スマホがいかに戦略的に人を魅了するように作られているのか

興味深い事例の一つです。

昨今のコロナ危機で、スマホが外界とのライフラインに

なった今だからこそ、スマホとの付き合い方を見直す機会としても

この本を推薦させていただきます。

本の全体像(概略)

調べたいことがあれば即座に検索、

初めての場所でも地図でナビゲートしてくれる、⑭スマホ地図ナビ.png

銀行の振り込みも家にいてすぐ出来るじゃないか!なんて快適なんだろう!

こんな便利なポケットに入る小さなPCを開発してくれて"ありがとう"と

スマホの存在に感謝したい気持ちは僕にもあります。

しかし、それを使いすぎることによって伴う影響を知らずに使うのと、

使い方を自制していくこと大切さをこの本は解説していきます。

「あなたは1日に何時間スマホを見ていますか?」と質問されたら、

皆さんはどれくらいの時間だと答えられるでしょうか?

大人で1日に4時間、10代の若者であれば、

4~5時間はスマホを使っているようです。

デジタル・ライフの変化はスマホの使用時間を劇的に増加させていきます。

にもかかわらず、僕たち人間の脳はこのデジタル社会に

いまだ適応できておらず、スマホはとても便利だが、

⑨狸 警告レッドーカード.png気付かぬうちに脳はどんどん蝕まれているという

現実への警告と言えます。

人間には睡眠や運動が必要であり、

お互いへの強い欲求が備わっており、

こうした欲求を、スマホを使い続け、依存し続ける弊害を

統計調査によって指摘しています。

このデジタル時代に対応する為の解決案やアドバイスは⑩睡眠運動適度ストレス.png

とてもシンプルで、少しずつ取り入れてみようか?と

納得性を感じます。

しっかりと睡眠をとり、運動をし、

適度なストレスにさらされるなどは

明日からでも出来そうです。

また、スマホの使用の制限が、集中力の上昇や、睡眠不足、

さらに睡眠不足から起こされるうつなどを防ぐことができます。

 

役立てて貰いたいポイント

⑰ 車中スマホ.png電車に乗ったり、手すきの時間があると

すぐにスマホのメールチェックをしてしまうなど、

スマホ依存の兆候を感じている人にはお役に立つと思います。

そして、この本には章が変わるごとに、著名な人や、

大学の教授などの名言のようなものが書かれているのですが、

その中でとても納得したものがあったので紹介させていただきます。

マイケル・ガザニカ(カリフォルニア大学神経科学教授)の

「脳は体を動かすためにできている。そこを理解しなければ、

多くの失敗を重ねることになるだろう。」という言葉です。

この一節には、ハッと思い当たるエピソードが僕にはありました。

受験勉強をしている時、何時間か勉強をしてとても疲れたなと感じた時に、

ベットでゴロゴロしてスマホをいじるのではなく、

よく気分転換に犬を散歩に連れて行っていました。⑪プードル散歩.png

そうして戻ってくると、とても気分が晴れて

また勉強に集中できていました。

この適度な運動が脳をリフレッシュさせていたのだなと思います。

なので、皆さんも作業に疲れたなと感じたときは、

少し外を散歩したり、ベランダにでて外気に触れることも

良いのだと思います。

疲れがとれるとともに、作業を再開したときに集中力が高まってるようです!

もう1つ参考にしていただきたいポイントが、

集中力が必要な作業をする時はスマホを手元に置かず、

隣の部屋などに置いたほうがいいということです。

これも受験勉強の時の話になるのですが、家で勉強する時は、

必ずスマホをリビングに置いて自分の部屋で勉強をしていました。

やはり、自分の手の届くところにスマホがあると、

メールの通知などが気になり勉強に集中することができませんでした。

⑫スマホケース.png最近では、一定の時間、スマホを触れなくするための鍵付きの

ボックスなども販売されているようです。

懲りない僕は、この原稿を書いているときも、

スマホを近くに置いていたためにたびたびスマホを触ってしまい、

いよいよ締め切りに追われそうになり、

浴室やトイレにスマホを置いて原稿を書き上げました(汗)

このように、スマホは人間の集中力を著しく妨げることが分っているのに、

僕にとっては、スマホ・デトックスは簡単には出来ないことも分りました(泣)

今月は、スマホの便利さと、健康な心と身体との適度な関係、

付き合い方を学ぶ1冊をご紹介しました。

今年のゴールデンウィークはコロナから少し解放されるようです。⑬ゴールデンウィーク2022.png

皆さま楽しくお過ごしください。

著者について

アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen)

1974年スウェーデン生まれ。精神科医経営学修士。

ノーベル賞選定で知られる名門カロリンスカ医科大学を

卒業後、ストックホルム商科大学にて経営学修士(MBA)を

取得。

現在は王家が名誉院長を務めるストックホルムの

ソフィアヘメット病院に勤務しながら執筆活動を行う傍ら、

前作『一流の頭脳』は人口1000万人のスウェーデンで60万部が売れ、

その後世界的ベストセラーに。

有名テレビ番組でナビゲーターを務めるなど精力的にメディア活動を続ける。

翻訳者

久山葉子(くやま・ようこ )1975年兵庫県生まれ。

翻訳家。エッセイスト。神戸女学院大学文学部英文学科卒。

スウェーデン大使館商務部勤務を経て、現在はスウェーデン在住。

22.04.30(土) 笹谷 政太朗 カテゴリ:スタッフブログ

ブログ

最新の記事

カテゴリ別

月別