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医療プロフェッショナルの笑顔のつくり方 ~2016.6月~

初夏のやわらかな日ざしが若葉に降りそそぎ、1年の折り返し時期となる6月になりましたね。①蛍.jpg

紫陽花、花菖蒲、ほたる、清流におよぐ若鮎、店頭に並ぶさくらんぼ。

半袖のシャツの軽やかさが、なんともうれしい季節です。

そして、多くの地域で梅雨入りも聞かれ始めました。雨天の傘のマナーなどを守り、

ジメジメする時期をお互いの気配りで気持ちよく過ごしたいものです。

 

②紫陽花.jpg

前回の「笑顔の花を咲かせましょう」では笑顔の重要性とともに、笑顔には5つの種類が

あることをお伝えしました。しかし、「忙しくて、いつも笑顔でいられないわ」や

「無理に笑うと、へんな感じになってしまうの」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

5つの笑顔の花の中で、医療プロフェッショナルに求められる

七分咲きの笑顔」を瞬時に作るコツを今回はお伝えしたいと思います。

まず、最初に以下の楕円形を顔に見立てて、①~③のそれぞれの状況の時の「目」と「口」を線だけで描くとどうなるでしょう?

①  Open Face:相手に関心がある時の、目と口の角度は?

②  Closed Face:暗い顔という印象を与える時の目と口の角度は?   

③  Neutral Face (無関心な顔)

⑫顔 無楕円形.jpg

 

 

 

 

《解答例》ですが、多分多くの方が以下のように、目と口を線で描かれたのではないでしょうか?

⑬顔 楕円線記入.jpg④-2眼輪・口輪筋.jpg

そうです。サービス産業の代表と言われる、七分咲きの笑顔には

ちょうど①番の相手の興味・関心がある「目と口の角度」が必要となります。

そして、そのポイントが、口角(こうかく)と呼ばれる口の両はしをきゅっと引き上げ

歯を見せることと、目尻が少し下げて「愛嬌」と「優しさ」を表すことなのです。

皆様がいつでも、どこでも、患者様の誰にでもお見せいただきたい笑顔です。

 

そして、目尻だけを下げることは、なかなか難しいものですよね。③笑顔の木.jpg

私たちの顔の中にはたくさんの筋肉がつながっており、これらの筋肉が

微妙に動く事によって、豊かな様々な表情を醸し出しているのです。

口角を上げるときには、口の周りの筋肉であるこう輪筋りんきんによって引き上げられます。

そうすると、目の周りの「(がん)輪筋(りんきん)」へ繋がり、目尻を引き下げる筋肉と連動させる事

ができるのです。私たちがスポーツジムで筋力を鍛えようとすると、

何度も反復練習をして筋力を鍛える必要がありますよね。

それと同じで、ご自身でどれくらい口角を上げると、目尻が下がるかを確かめ、

その筋力を鍛え、キープすることで日々の医療プロフェッショナルの笑顔が出来上がります。

では、具体的な医療プロの笑顔の筋トレのステップをお伝えします。

《目の周りの筋肉トレーニング・4つのステップ》

⑤女性横顔 鎮静.jpg     ①  静かに目を閉じます。(3秒くらい閉じて、心も落ち着かせます)

⑥-2赤ちゃん目玉キョロキョロ.jpg

②  パッチリ目を開け、眼球だけを次の順番の方向に動かします

     (右①⇒左②⇒上③⇒下④⇒そしてぐるっと回す⑤)

⑦女性目を閉じ落ち着き.jpg

 ③    まぶたに力を入れ、しっかり目を閉じる

                   (目の周りの筋肉が顔の中心に集まるイメージで)

 

 

⑧びっくり顔.jpg

④びっくりした表情で、目と眉をあげる

 

この②から④の動作を数回繰り返します

 

それでは笑顔の仕上げとして、一瞬にして口角を上げるコツをお伝えします。⑨ウィスキーグラス.jpg

それは、少しゆっくり「ウ・イ・ス・キー」と発音してみてください。

そう、その小さな「ィ」を発音するとともに口角を上げると、

笑顔の口元が完成です!これは「ひ・ふー・みー」という言葉でも、

「ラッキー」でも最後の小さな「ィ」を発音するときに、

意図的に口角を上げるといいと思います。

毎朝、ユニフォームに着替え、髪型などを整えるとともに、

美しい笑顔をチェックして患者様をお迎えしましょう。

 

⑩笑顔スィッチ.jpg

そして、顔は心の鏡、いくら笑顔を作るスキルをもっていてもあなたの精神状態や

感情は、残念なことに表情に映し出されてしまうものです。

つまり、心のあり方ひとつで映し出される顔は大きく変わってきます。

日々の生活でいいことばかりがあるとは限りませんが、

一歩、病院内に入れば「今日は患者様のために何かをさせていただこう」

という心を持てば、その心が顔に写し出され、相手に通じるものだと思います。

ぜひ、あなたの温かい心を笑顔に映し出してください。

それが患者様だけでなく、あなたにとって最高にいい顔です。

 

 今後は、皆様の実際の職場で困っていたり、患者様応対上で疑問に思っていることがあれば、

それについてお答えしたいと思っております。ぜひ御遠慮なくご意見や疑問点をお聴かせください。

 

16.06.01(水)村田 小百合 カテゴリ:スタッフブログ

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