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良書紹介(22) 『さあ、才能に目覚めよう』新版ストレングス・ファインダー2.0

③G20.png2020年オリンピックが、

来年度に延期されることは決まっていますが、

実際に2021年度の開催についても

まだまだ議論の余地があるようですね。

私個人の思いとしては、是非とも開催してほしい...と

願ってやみません。

昨年の6月末には、日本がはじめて議長国となる

『G20大阪サミット』が開催されました。

すごい厳戒態勢であったことを思い出します。

(住宅街のそこかしこにも警察官の方を見かけました)

大阪サミットのコンセプトは

「世界に見せよう!ほんまええ街 大阪を!」でした。

大阪ならではの魅力、持ち味、強みを

うまくアピールしてもらいたいと祈っていたことを思い出します。

この本を推薦する理由

『さあ、才能に目覚めよう』という、①本表紙.png

自分自身がいまだに気がついていない才能や潜在能力を

見つけられそうなタイトルにワクワクしませんか?

人はだれしも長所といえる資質がありますが、

意外と人は自分自身のことを分かっているようで

実は分かってない、

もしくは勘違いしている場合もあります。

そして、ついつい他の人と自分を比較して、

自分が劣っていると感じたら、

少し落ち込んだり、短所を埋めるための努力を

してしまいがちではないでしょうか?

著者は、「強みの心理学の父」と称される

クリフトン博士が率いる

ギャラップ社の研究者チームで40年にわたり

「人間の強み」に関する研究をしてきました。

そこから、人が持つ『34の資質(才能)』を明らかにしました。

原書タイトルの「StrengthsFinder 2.0(ストレングス・ファインダー)」を

直訳すると「強み測定器」と言う感じなので、

まさに「強み」が分かるのかな?と

私は当初、勘違いをしていました。

②強みと弱み.png実際には、"強み"のベースとなる

人それぞれが持っている資質(才能)を知ることによって、

最終目標は個人の『真の強み』を築くことにあると

読み進めると気づきます。

つまり「私を際立たせる才能」を"強み"に変えられるのは

私でしかあり得ないというわけです。

では、どうやって自分の強みを見つけるかというと、

本を購入するとアクセスコードがついてきます。

専用サイトに入り、このコードを入力すれば無料で

(正確には新刊の書籍代だけで1回限り有効)診断をうけることができます。

いや、本を購入しないで知りたいと言う人は、

ギャラップ社のサイトやスマホアプリで質問に答えることで、

34の資質のなかから自分の強みTOP5を知ることができます

(診断とレポート代は有料です)。

いや!いや!診断レポートがないとだめなのか?と⑤アクセスコード.png

心配になった方はご安心ください。

レポートはあれば良いのかも知れませんが、

私は本を読むだけでも充分効果があると思います。

人が持つ高い才能を起点として、

スキルや知識を身に着けると、

才能は何倍にも増幅して開花していくでしょう。

しかし反面、才能は物事を順調に進めるのを助ける一方で、

時々目標を狂わせる諸刃の剣になることもあるのです。

この本を通して、自分の才能を上手く伸ばしていくことを学び、

成長の指針になればと思います。

さらには、

「私の強みは仕事でどのように生かせば良いのかしら」など

試行錯誤している人にも、

本書の能力開発プランは大いに役立つと思いますので、

紐解いていきましょう。

本の全体像(概略)

この本では、「強み」を伸ばすことに注力し

、「欠点」の改善には時間をかけないことをすすめています。

その理由は、どんな人でも、ある特定の分野で成功する可能性を持つ

「いまのあなた」から始めることが重要だからです。

欠点や苦手なことを穴埋めすることは、

「過去の本当の私ではないわたし」を

応援しているに他ならないのですね。

最も得意とすることに専念する「強みのゾーン」にいることを説き、

34の資質(才能)を特定していくことをすすめています。

では、人が持つ才能として34に集約されたものには

どのようなものがあるのか見てみましょう。

あなた自身が自分の資質(才能)トップ5を上げるとしたら、

どれを選びますか?⑮ストレングス 円形図形.png

自分で感じるものや、

周りの人からの評価を聞いてから、

それぞれの資質(才能)の解説を読んでみると、

ハッと気づく事があるかも知れません。

研究の結果で面白いことが書かれていました。

3歳のときに観察された性格は26歳のときに、

報告された性格の特徴と驚くほど共通している

ということが分かったのです。

これは、「三つ子の魂百まで」ということわざにもあるように、

私たちの性格における不変の要素、

つまり才能にどのような影響があるのかを測定する理由になったようです。

では、才能が分かったところで、

それをどうしたら『強み』にしていけるのでしょうか?

そこには"強みの方程式"なるものがあります。

【強みの方程式】⑦-3人影 文字入り.png

才能  ×  投資  =  強み

--------------------------

才能:頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン

投資:練習やスキル開発、知識を身に付けるためにかける時間

強み:常に完璧に近い成果を生み出す能力

--------------------------

⑨-2 トレーニング編集.png才能には「投資」が必要なことが分かりますね。

ここでいう投資とはお金をかけるというよりも、

才能に磨きをかけることやスキル向上すること、

さらなる知識を身に付けるために

時間をかけると言うことです。

かけ算というのもミソです。

投資をすればするほど自分の強みが、

大きく広がると言う計算になりますね。

ここで、言えることは、

自分の才能を正しく認識し、

時間をかけて練習や改善を積み重ねことで、

真の強みを築いていけると言うことでしょう。

続いて第二部には、

具体的に34の資質と行動アイデアを確認し、

強みをマネージメントしていきます。

また、同時に欠けている才能や、

強みになる可能性がほとんどない分野も特定してみて、

弱みをとおして大きな障害を避けることや、

自分に欠けている分野の才能を持っている人と

パートナーを組むなど別の側面に

生かしていくことを学ぶことができます。

これがわかると、自分をプロデュースするだけではなく、

様々な人間関係にも生かせそうな気がします。

具体的には、各資質に

・「特性」

・「この特性が高い人たちの言葉」

・「行動アイデア」

・「この特性が高い人との働き方」などを知ることができます。

⑬医療チーム.png『未来志向』の資質(才能)が高い内科医の先生の

行動の特徴とエピソードをご紹介しましょう。

この先生は「ホスピタリスト」というグループを立ち上げ、

病院側がひとつの家族のように

連携することを日々考えられていました。

ケアのモデルを再定義しようと、

手術が必要な患者や入院中の高齢患者のケアを中心とした

4~5種類の新しいサービスを開始しようとし、

もちろん、退院後も担当が代わって患者が困らないように、

ホスピタリスト・チームのメンバーが

一貫したケアを提供できる新しいシステム作りの

アイデアや準備に心を砕いておられていました。

このように「未来志向」の才能とは、

現状に満足せず、まさに未来のために生きていく行動特性が見て取れます。

「うちの院長に似ているかも?」と⑬ビジョン共有会議.png

感じたスタッフの方は、

この「未来志向」が高い人との

働きかたなどを知ることもできます。

未来志向の資質が高い人は、

活発性の資質の高い人とパートナーを組むことで、

相乗効果が生まれます。

そして、この人が描いているビジョンを共有していくとよいとのことです。

また、人は数個の資質(才能)を組み合わして持っています。

私たちは、自身の才能(すなわち潜在能力)を知り、

原石である才能を磨き上げ、

⑫ダイアモンド.pngダイヤモンドにしていくことで

真の強みを得ることができるのです。

各資質の特性を知り、行動アイデアを参考にして才能を磨き上げ、

目標達成のために日常的に活用してほしいと、

著者は結んでいます。

医療プロフェッショナルとして役立ててもらいたいポイント

「十人十色」の言葉通り、

日夜、様々な患者様と接している医療スタッフの方にとって、

資質(才能)ごとに書かれてある「行動アイデア」は

自分自身の特性を生かす事もでき、

また、色々な特性を持った人との働き方の項目では、

上司、同僚・後輩スタッフとの職場の人間関係、

さらには患者様の心理を見抜きながら、

寄り添ったケアをする上でも、

明日からでも役立つのではないかと思います。

特に、「自分らしさ」って何だろう?⑭人影 白抜き.png

私の才能を見出して、強みを変えていきたいと願う人は、

より自分自身の強みを生かせる、仕事のやり方や、

人間関係の構築の仕方を見直すキッカケに

なるのではないかと思います。

34の資質のどれもが素晴らしい資質です。

人は自分を理解、受容、尊重することができてこそ、

はじめて他者への理解、受容、尊厳、深く愛情をもって

接することができるのではないでしょうか。

自分が持つ素晴らしい資質(才能)を自覚し、

育むように磨きあげることで、あなたらしさを極めていく。

自分らしいかたちで、周囲の人や患者様、

広い意味で社会に貢献していくことは、

かけがいのない、真の喜びにつながり、

人間の幅を広げてくれると思います。

著者について

トム・ラス

優れたビジネス思想家であり、ベストセラー作家のひとり。

著書に、本書のリーダーシップ編にあたる

「ストレングス・リーダーシップ」や、ニューヨーク・タイムズ紙の

ベストセラーリストで第1位を獲得した「心のなかの幸福のバケツ」

(いずれも共著、日本経済新聞出版社)、

「幸福の習慣」(共著)などがある。

ミシガン大学とペンシルべニア大学で学位を取得。

現在はワシントンDCで家族と暮らす。

訳者紹介

古屋博子

ギャラップ認定ストレングスコーチ。

ギャラップのストレングス・コーチング・コースや

ハイパフォーマンス・マネジメント・コースのリーダーおよび講師も務める。

慶應義塾大学大学院で博士号(政治学)を、東京大学大学院で博士号(学術)を取得。

2児の母。

 

 

 

 

 

 

20.06.01(月)村田 小百合 カテゴリ:アイコンプラス通信スタッフブログ