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良書紹介(27) 『自分が源泉』

こんにちは!2022年2月からアイコンプラスで、★スタート2月.png

インターンとして働いております大学1年生の、

笹谷政太朗と申します。営業企画部に配属され、

初めて与えられた仕事の1つが、

この良著紹介ですので、頑張ってお伝えしたいと思います。

さて、2022年が始まってはや2ヶ月と2週間が経ち、

依然として新型コロナウイルスの変異株である

オミクロン株が、猛威をふるっています。

去年のコロナ禍の影響で、オンライン化していた大学の授業がようやく、

対面式に戻りつつあったところだったので、

また授業がオンライン化してしまうのではと少し不安な気持ちなのですが、

②手洗いマスク コロナ防止.png「人にうつさない」「自分がうつらない」ことが第一なので、

マスク、手洗いなど自分で出来ることを徹底して

みなさんと一緒に乗り越えていきたいと思います。

そして、一刻も早く、オミクロン株の流行が落ち着くことを願っています。

では、令和4年2月分の良著紹介、『自分が源泉』をお送りしたいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

①自分が源泉表紙.png

この本を推薦する理由

僕がこの本を推薦する理由は、

ズバリ一言でいうと今まで僕の中には全くなかった

『自分の在り方』を考えるきっかけになる本だと思ったからです。

19年間ですが、少なからずいろいろな経験や決断をしてきました。

その中で当然上手くいった事や、上手くいかなかった経験もありました。

その結果を、自分が源泉として創りだしたと捉えることが出来たら、

その結果は自分が源泉で創り変えることができる!!

このように自分軸とでもいうのか「在り方」を整えていこうという考え方は、

これまでの僕には残念ながらありませんでした。

そして、読了後、本著の根底にある考え方である「自分が源泉」を、

これまでの日常の色々なシーンから思い直すことになりました。

③イケメンウェイター.png僕は大学生になって飲食店でバイトを始めたのですが、

そこにいる同僚がいるのですが、

僕が指示をしてもやってくれないことが多く、

そのことによって先輩に僕が怒られることが多く、

いつもその人にイライラしていました。

ですがここで、「自分が源泉」という考え方をとると、

同僚に指示が通らないという結果をその同僚ではなく、

自分が創っているとしたら、という立場で受け取ってみるということです。

そうすると、その結果に対する影響力は自分の手元にあるので、

僕の例でいうと、指示の声を大きくするなどいくらでも解決策は出てくるし、

その結果も自分次第ということになります。

の考え方は本当にすごい(安直な言い方ですが...)と思い、

皆さんに是非とも知ってもらいたいと思いました。

 

本の全体像(概略)

著者の鈴木博さんは、

中小企業の経営者の方々が相互にコーチングしあい、

融合を起こす場として「SEE (Synergy Executive Excellence)」という

一年間にわたる経営者研修を提供されてきました。

⑤研修会場.pngこの研修を何度も主催してきた中で、

延べ1000名を超える経営者の方たちと深い関わりを持ち、

そのご経験に基づいた理念「自分が源泉」を確立されました。

「自分で創った結果なら、自分で創りかえることができる!」。

つまり、全てのできごとの結果への影響力とパワーを自分にひきもどすあり方を

4章に分けられて書かれています。

第1章「自分が源泉」とは−全ての結果は自分が創りだしている
「自分が源泉」の持っているパワーとは、

自分で創った結果は自分で創りなおせる、

つまりすべての結果を自分が創ったという立場を取るということは⑥男子 胸にテを当てる受け入れる.png

自分を責めたり、自分の責任性を追求するのではなくて、

結果として出た『事実』に対して、ただただ、自分自身が

「その事実を受け入れること」だということを語っています。

自分自身にも事実にもフェアに向き合うことが大切なんだと感じる章です。

第2章「完了」−「自分が源泉」で「完了」を生きる

そして、「自分が源泉」を生きるスタートのために、

何が必要なことなのかという章へ進みます。

起こっている状況やそのときに感じる自分の思いや感情に対して、

「そのままでいいという許可」を与えることこそが、

全てのできごとの「完了」であり、と同時にそこから

「自由になる」スタートが切れるのだというのです。

この章は、これまでうまく行かなかった失敗や挫折などがあれば、

その理由(不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句)を思い出したり、

書き出してもよいと思いました。

⑦ハートテを広げる 受け入れる.pngそれをそのまま、「それで良かったんだ」と

受け入れてみましょうと言うことなんですが、

正直、失敗などを認めるなど「おかしな事だ」と

ムラムラと反発を感じる人もいるかも知れません。

 そうなんです!そこがこの章で最も言いたかったことなんだと思います。

心や感情の反応は、コントロールできないもの認識し⑧いろいろな感情ぐるぐる.png

無理にコントロールしようとせずに、

その感情を受け入れて、リリースする(手放す)。

「起こってしまったことをいつまでも後悔したりしていても、

何も始まらない!」という潔さと、こだわり続けるイヤな感情を吹っ切り、

ごまかしたり忘れたりするのではなく

「ただただ自分で受け入れる」勇気を問われているような気が

する章です。

これができるようになればかなり、

心が穏やかになると思いました。

ネガティブな感情や心のモヤモヤは受け入れてから、

放置プレイでいいんだ!と納得の章です。

 

第3章「インテグリティ」−人生を自らの存在理由から生きる

⑨インテグリティ.png「インテグリティ」を辞書で調べると「高潔, 誠実, 清廉」と

いう言葉が出てきます。

この章では、反応(感情)や状況によらず、

その人が本来持って生まれた使命を生きることとは、、

つまり自らの「存在理由」と見つけると言うことに

他ならないということが語られているのです。

マザーテレサの言葉「自分が何の為に存在しているのか」が染み入ります。

「自分が源泉」に立ち、自分の中に生じる感情や反応を⑩マザーテレサ.png

「完了(そのままにする)」したときに、

初めて自分の「インテグリティ」と接点を持つことができると書かれています。

自分軸を見つけたいと願いながら、

未だに見つけられない人も多いのではないかと思います。

というより、そう簡単には見つからないような気もしますが...。

少しスピリチュアルな感覚になりますが、

自分自身の中にある「誠実さ」、

自分から湧き出る自分の使命を見出すために書かれた章だと思います。

 

4章「コミットメント」未来を創作する

「コミットメント」とは、

できる保証のないことであっても「やる」と宣言することなのです。

自分自身との約束とも言えます。

コミットメントすることの最大のメリットは

欠けているもの」を表面化してくれることです。

コミットメントが自分自身への宣誓や確約であればあるほど、

この「欠けているもの」は具体的で明確なものになっていきます。

⑪ジョンFケネディ.pngここでジョン・F・ケネディ大統領の

「我が国は1970年以前に人間を月に送り、

さらに地上まで無事に帰還させる。このゴールを達成する」と

言った宣言(1961年5月25日)を引用したいと思います。

ケネディの宣言当時、「10年以内に人間を月に送る」というプロジェクトは、

懐疑主義者や冷笑主義者で満ちていました。

「宇宙旅行はできない、不可能」を前提に議会で議論されていたからです。

しかし、この宣言によってすべての意見を

「やる」という方向へ導き、「できる」「できない」ではなく、

「やる」という宣言の下では、「できない」という意見にも価値が生まれ、

むしろ「やる」という前提の中では、

もっとも大切な意見は一見反対しているように見える「できない」と

いう意見となって行きました。

つまり、「できない」は、実現のために解決すべき課題となり、

新しいアイディアに繋がり、具体的な解決策が創造されて、

「それは、こうすればできる」に変わって行くことになったからです。

結果、宣言から8年後となる1969年、

人間は月に行き、無事帰還したのです。⑫月面着陸.png

この章では、自分自身の宣言、コミットメントを使って、

何かを始めようとしたときに困難だと感じられることは、

克服すれば目標に到達できる突破口と

考えられるという発想には納得させられました。

仕事に役に立ててもらいたいポイント

⑬イケメン高校生.png僕はまだ、高校を卒業してから1年と経っておらず、

社会のことをほとんど知らないのですが、

大学生になってバイトを始めて、

組織の中で働く上での教訓といいますか、

皆様に是非とも知ってもらいたいポイントがいくつか、

本の中にありましたので、その1つをご紹介したいと思います。

僕は大学受験をする時に、第一志望の大学に絶対に受かると、

周りに宣言していて、今思えばこれがコミットメントなんだなと思いました。

人間は新しい分野や未知の分野に遭遇したときに、

過去の体験からできるか、できないかを判断します。

そして出来そうなこと、できる保証のあることにはチャレンジするけれど、

できないと思えることにはなかなかチャレンジしないものです。

できる保証のない分野にチャレンジしようかどうか迷うときには

ず、やらない理由やできない理由が表面化してきます。

つまり、コミットメントをしたその瞬間、

うまくいかない反応のパターン、

僕の例でいうと受験に失敗するという可能性も同時に表面化されます。

では、受験に失敗してしまう原因を考えると、

まず思ったことは、自分の性格では、⑭スマホ.png

ついつい受験勉強がつらくなるとスマホをいじったり、

ゲームをしてしまうという誘惑に負けてしまいうということが表面化してきました。

この表面化が、成長する上でとても重要であったことは、

今思っても大切だったのだと思います。

その自分の甘さを認めた上で、行動するのは自分しかいないわけで、

その行動をどのように改善するのか、スマホを触る時間は

就寝30分前だけだと決めるなど、

自分で出来ると思った行動をチョイスしていきました。

また人間は、これをやれば自分は成長する!と直感したことには、

チャレンジを惜しまないということも実感しました。

僕も大学受験おいて、当時の学力よりもワンランク上の大学にいくために、

長い期間ずっと努力をし続けるという経験は、

これからの人生でも経験することはおそらくないし、

絶対に自分のためになると直感していたので、

絶対に受かるという保証はないけれど、

チャレンジを惜しまなかったことを思い出します。

仕事をしていく上では、イライラしたり、むかっとすることも多いと思います。

そんなときは、「自分はこんなことにイラッとするんだな~」と受け入れ、

で、そんな状況やどんな状況でも

「未来の自分のありたい姿や行動」を見出し、

それを「私は○○をします!」と周りというよりは

自分自身に宣言することを試して頂ければと願っております。

 

 

著者について

鈴木博

ヒューマニスティックサイコロジー、哲学、経営、

その実践的人間探究の中から30年間3万人を超える研修参加者、

経営者の成長と突破に貢献。「自分が源泉」の在り方をベースにした

教育訓練を実施。日本におけるヒューマングロウス(人間成長)トレーニングの

代表的指導者。また、平成7年よりスタートした経営者研修"SEE"は

社外重役制度をとりにれ、多くの経営者の支持を得て現在延べ1000社を

超えるネットワークに成長。

22.02.17(木)笹谷 政太朗 カテゴリ:スタッフブログ

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