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良書紹介(39) 『限界はあなたの頭の中にしかない』② 第5章~8章

こんにちは!アイコンプラス、インターンの笹谷です。

皆様、10月1日から始まったインボイス制度というものはご存知でしょうか?

消費税を納付する際に、仕入先等が発行するインボイスがないと

仕入税額控除が受けられなくなってしまう制度です。

これにはメリットとデメリットと両方があるとは思いますが

小規模事業者にとっては厳しい局面があるようです。インボイス制度① 吹出付.jpg

僕自身は、日本の将来の経済発展には

小規模事業者の成長は不可欠だと思っているので

経過措置を経て、より良き制度となることを

祈るばかりです。

前置きが少し堅い話になり恐縮です。

 

今回の良著紹介は前回に引き続き、

『限界はあなたの頭の中にしかない』の

5章から最終章(8章)までをお送りしたいと思います。

よろしくお願いします!

この本を推薦する理由

仏教用語であるのですが"自利利他"という言葉を

お聞きになったことはありますか?

自利利他.jpg

これは、自分の修行によって得た功徳をもって、

自己の利益のためだけでなく他の人々の救済にも尽くす、

という意味を持っています。

僕は中高一貫校に通っていたので、6年間、校訓として

何度も先生方から言われ続けてきた言葉なのです。

 

この本の中で筆者も同じようなことを言っていることに気づきました。

人生のより高次元の目的は、他の人の人生を豊かにすることであると

強く信じて生きることが、人生を大きな変革へと導くと言うのです。

これを読んだ時、頭の中に恩師の語る自利利他という言葉が

真っ先に浮かびました。

やはり、自利利他という心持ちは、

ビジネスを通しても、人生においても大事なものであると実感したので、

ジェイ・エイブラハム氏が本書で語る

その精神を皆様にも詳しくお伝えしたいと思います。

 

この本の概要(5〜8章)

第5章

私たち日本人に不足している思考訓練とは、

「これをしたらこうなる。あれをしたらああなる。

では、こうやった場合はどうなるでしょう」という

"クリティカル思考"だと指摘されます。

 数学の公式.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像

そうなんですよね。僕も、歴史の年号を覚える、

英語の熟語を覚える、数学の公式を覚えるというような

ロートトレーニング(記録訓練)をたたき込まれた記憶しかありません。

 

物事の相関関係を見つける力。

1つの事柄が他にいかに影響を及ぼすか、

成果を得ることができるか、

それらの可能性について見分ける力

即ちクリティカル思考の訓練はしてもらった記憶がない(;゚ロ゚)

(してもらったかもしれないけど...覚えていない)

 

では、このクリティカル思考を鍛える方法はというと、

(1) 1日1人、誰かと話をして今まで知らなかったことを学ぶ。

(2) 1日最低2件、今まで深く考えたことのなかったことを熟考する。

 の2つが紹介されています。1日2件 熟考する.jpg

日常生活でも、事あるごとに、

なぜこのようなことをするのかということを

考えることが大切なんだなと気づかさせれました。

 早速、これを読んで、今まで気づかなかったようなことも考えるようになりました。

例えば、アルバイト先で社員の深夜帰宅便希望の紙を回収して、

それを地階で待機されている運転手さんに渡すという仕事があるのですが、

よくよく考えてみるとインターネットが主流のこの時代に、

わざわざ紙で書いて、それを地階に持っていくという行為は

あまりスマートじゃないな、と気づくことができました。

このように、常日頃から"考えてみる"ということを意識するだけでも、

頭の中のクリティカル思考(筋肉)を鍛えることができるなと気づいた章です。

第6章

この章では、ビジネスの基本原理について説明されています。

ビジネスというのはたったの3つで成り立っていると筆者は言います。

①買ってくれる人の数を増やす 

②その取引額を増やす 

③購買の頻度を増やす 

この3つだけで成り立っているのです。

ほとんどの中小企業は、

これらの数字を把握していませんが、

この本質さえわかっていれば、

それぞれの部分を少しずつ成長させてあげるだけで、

掛け算的に全体の売上は爆発的に上がるのです。

このことを理解していない人が売上を上げるのにとても苦労するのです。

 

では、その3つの要素をどのように成長させていけばいいのかについてなのですが、

それについてもこの章で、

わかりやすい例と共に

具体的な方法がたくさん書かれています。

 

また、この章の根底にある考え方が

"お客様は商品やサービスを買っているのではなく、

ドリル 穴.jpgのサムネイル画像

それによって得られる結果を買っている"というものです。

例えばドリルを売る場合、

売っているのはドリルではなく、

それを使って開けられた"穴"を売っているということです。

この考え方は、ビジネスにおいて基本的な考えであり、

この章でも何度も出されています。

何か物を売りたい!と考えている人は

絶対にこの考えを頭の中心に置いてほしいと思います!

第7章

マーケティングの巨匠と言われた筆者ですが、その筆者曰く、

マーケティングはある意味死んだというのです。

どういうことかというと、今日のマーケティングは

誤解されているということです。

本来マーケティングとは、しっかりとしたビジネスの目的や

精神性があって始めて、正しく機能するのですが、

マーケティングの枝葉であるテクニカルな手法だけが取り上げられ、

それが勝手に一人歩きを始めているというのが現状です。

 

そうではなく、マーケティングとは、人々に少しでも良い人生を

送ってもらうための手助けであり、

もっとも誠実で、純粋なビジネス活動の本質である、

と筆者は断言しています。

 

それを大前提として、この章ではいくつかのマーケティングの手法が紹介されています。

いろいろな手法が紹介されているのですが、

全てにおいて特に強調されているのが、

"信頼"の重要性です。

信頼こそが企業とお客様両方に繁栄をもたらします。

しっかりとした理念に基づいたマーケティングは、

堅固な信頼を生みます。ですので、

この章ではこの信頼の重要性をしっかりと意識しながら、

マーケティングの手法を学べるところです。

理念とマーケティングが信頼をつくる.jpg

第8章

最後の章である、この章では今まで学んできたことを踏まえて、

経営に対する心持ち、いわゆる理念について書かれています。

何度も言われてきたとおり、ビジネスにおいて

最も重要なのが理念であり、ヴィジョン.jpg

その理念が間違っていればそのビジネスはやがて衰退します。

とりあえずお金持ちになりたいからビジネスをしている!

といった理念なのであれば、たとえ一時的に稼げることはあったとしても

それ以上のお金がなくなっていくことでしょう。

そうではなく、お客様の事を心から思い、

その人にとっての価値を創造し、市場に新たな貢献をするという

強い志がビジネスにおいては絶対に必要なのです。

僕も将来は経営をしたいと思っているのですが、

その気持ちの根源にあるのはお金持ちになりたい!とか、

人に雇われるのは嫌だ!とか自分自身のエゴによるものばかりでした。

そうではなく、僕が将来生み出すであろうサービスで、

どのような価値をお客様に届けて、お客様の人生を良くできるか、

ということを心に刻まなければならない、と

この本を通じて学ぶことができました。

これからビジネスをする上での基盤として頑張っていきたいと思います!

エピローグ

このエピローグでは、少し哲学的なことが書かれています。

人というものは、無我であろうと願うものの、

どうしても自己中心的になってしまいます。

そんな中で色々と迷い悩みながらも、善き道を探したりというような、

そういう経験が、人が人であるためには重要なのであり、

これがすなわち品格や気高さと呼ばれるものです。

 

この品格というものは、自己責任で育て上げるものであり、

その方法や心構えのようなものがこの章では書かれています。

いろんな品格や気高さを得る手法が紹介されているのですが、

その中でも特に役に立ちそう!と思ったものが、"傾聴"というものです。

 

これは、他の人の主張を自分の主張より重要だと考えるものです。

わかりやすく言えば、人に尊敬の念をもって興味をもて!ということです。

僕は良くも悪くも他人にあまり興味を持つことがなく、

自分は自分!といったスタンスなのですが、

品格を得るという意味では、あまり良くないスタンスなんだなと思わされました。

自分は自分であるというスタンスは間違ってないと思いますが、

さらに、もっと人に興味を持って接するという事をしていければ

もっと品格や気高さをつけることができるなと思いました。

皆さまも是非、"品格"や"気高さ"がどういったものかを

この章でご理解ください。

傾聴+品格.jpg

ビジネスをする上で役立てて欲しいポイント

『限界はあなたの頭の中にしかない』の、5章から8章、そしてエピローグまでを

紹介させていただいてきましたが、

その中で「そうだよな~」

とても納得できたポイントがあったので

今一度、最後に皆様にもご紹介させてください。

 筆者曰く、今の社会システムは、

常に競争を勝ち抜くことばかりに焦点を当てすぎていて、

皆が疲弊していると言うのです。

確かに、よく考えると入学試験然り、スポーツ大会然り、

常に誰かと競いあっているという状況があります。

学校では、常に成績の順位がつけられ、

他の人たちに負けないように頑張って勉強する、

など僕には心当たりしかありませんでした。

しかしそれは間違った資本主義的な考え方であり、

そのようないかにして競争相手を負かそうとか、

顧客をいかに多く出させようか、と言う考え方をやめ、

いかにして競合を含めた市場全体に新たな価値を創造できるか、

という視点から物事を考えなければならない!と筆者は断言しています。

この本ではアップル社の例が出されています。

アップル社は確かに市場シェアではマイクロソフト社に負けました。

それは市場シェアの奪い合いに焦点が当たっていたからです。

そこから脱却し、独自性を追求して新たな価値を

テクノロジーによって創出するか、に焦点を当てはじめた結果、

今のアップル社があるのです。

僕の大好きな丸亀製麺(株式会社トリドールホールディングス)が、

業界シェア率トップであるのも同じ理由なのでは無いかと思います。

丸亀製麺に行ったことがある人ならわかると思いますが

丸亀製麺は店のど真ん中に製麺機を置き、

店舗でうどん生地を作っています。

業界では、いかに安く、効率的に、早くうどんを提供できるかが重要で、

そこを競い合っていたのですが、

丸亀製麺のそれは、初期費用はもちろん、

水道光熱費もかかり、うどんづくりもレジ打ちも

従業員が行うので人件費やトレーニング費用もかさみ、

とても非効率に見えます。

しかし、そんな中でも丸亀製麺は、讃岐の本場の製麺所を徹底的に再現し、

あの感動体験をお客様に味わっていただくこと、

そのためならあえて非効率を貫いてでも、

人のぬくもりを感じられるお店をつくろう!という

信念を貫いてきたことが他店との競争を回避させ、

業界トップに昇り出たのだと思います。

やはり、他者と競い合うことばかりに目を向けるのではなく、

自らの独自性に目を向けてあげることがビジネスでは特に重要なのですね。

これにて全8章で構成された「限界はあなたの頭の中にしかない」を、10月~11月の

2ヵ月にわたりご紹介いたしました。

長い文章もありましたが、お読みいただきありがとうございます。

23.11.11(土)笹谷 政太朗 カテゴリ:アイコンプラス通信スタッフブログ

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